愛犬が突然下痢をし始めたら、驚くだけでなく、何か問題があるのかと心配になることでしょう。
下痢の一因となる「細菌」は様々な種類が存在します。
細菌の種類とそれが与える影響を把握して、適切な対策を立てることが大切です。
犬が元気のない挙動不審な行動を見せたら、注意深く様子を見る必要があります。
今回はそれら下痢を誘発する細菌に焦点を当てて解説します。
犬の下痢の原因となる細菌について
犬の下痢に関連する細菌には、以下のような種類があります。
これらは犬の便からも発見されます。
腸内環境が乱れたり有害な毒素が蓄積すると、これらの細菌が過剰に増加し、下痢を引き起こすのです。
特にサルモネラやカンピロバクターは、食中毒の原因にもなることが知られていますよ。
細菌が引き起こす犬の症状
以下は細菌感染による一般的な症状です。
普段と異なる状態は、慎重な観察で気付けるものです。
下痢は体内水分の減少を招き、脱水症状や他の重篤な健康問題へと繋がります。
そのため、速やかに獣医の診断を受けることが重要です。
細菌性腸炎の診断と治療
細菌性腸炎の診断には、血液検査を行い、脱水状態をチェックします。
場合によっては、レントゲンやウイルス検査も実施されます。
症状が軽度なら、抗生剤や整腸剤、下痢止めの処方がなされることが一般的です。
重度の場合は、入院し点滴治療を行うこともあります。
自宅での対処法
下痢の原因となる細菌に対する自宅での対処法を紹介します。
下痢が酷い場合は、食事を控えることが推奨されます。
特に高齢の犬では、腸を休ませるために食事量を減らすことが効果的です。
サルモネラなどの細菌が原因である場合、人への感染のリスクも考慮してください。
使用した食器は、速やかに洗浄消毒することが重要です。
動物病院を受診する前に準備すること
下痢の原因を正確に診断するためには、以下の準備が役立ちます。
これらの情報は、獣医が診断を下しやすくするために役立ちます。
犬の細菌の種類とその影響【まとめ】
犬の体調に影響を与える細菌の種類と対処方法を紹介しました。
異変を感じたら、早急に対応し、症状が続く場合は記録を取りつつ獣医の診断を受けましょう。